ファンダ分析で中小型お宝株探し

中小型株の銘柄分析と定点観測をします。

定点観測 3440 日創プロニティ

こちらの記事は3440日創プロニティの定点観測記事です。
過去の分析記事はこちらをご覧ください。

中小型株お宝銘柄探し 3440 日創プロニティ - ファンダ分析で中小型お宝株探し

観測開始からの株価推移

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過去半年分の株価推移

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最新コメント

引き続き、今月も株価はヨコヨコないし微減で、大きな動きはありません。第一四半期の決算も特段期待ができるものでは無いので、引き続きM&A待ちかと思います。

過去コメント

(2019年11月)

なお今回は10月時点からほとんど動きがありませんので、株価観測は前回のコメントを踏襲しています。かわりにケーススタディとして、小規模事業者のM&Aで大きく株価を上昇させた、ヨシムラフードの株価推移の分析を入れてあります。

(2019年10月)

日創プロニティの株価は、観測開始以降、継続的に下落し続け、直近では-15%以上の下落となっています。特に下落が大きかったのが10/16です。10/15の決算発表で出された2020年8月期の予測が、株主の期待水準に届いていなかったためです。減益とはいえPERで6倍以下となっていましたが、悪材料出し尽くしとはならず、その後も継続的に下落が続いています。

決算は2019年度8月期が予測に対して上振れており営業利益は前年比8割増でしたが、逆に2020年8月期の予測は直近-25%と、減益幅が大きく見えています。半期の減益幅は-50%のため、何かイベントがないと今の下落トレンドが続いていきそうです。

ケーススタディ 2884 ヨシムラ・フード・ホールディングス

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ヨシムラフードの株価は2017年に4倍ほどに上昇しましたが、その間にのイベントと株価上昇の関係を整理してみます。なおこの間で、発表直後に大きく上げたタイミングは2018年1月15日のタイミングだけであり、発表直後から購入開始すれば間に合うことの方が多いことがわかりました。

  • 2017/3/21(マザーズ⇒東証1部):PER10倍弱でじわじわと微減
  • 2017/4/14(決算発表、20%弱の増益予想):PER6倍、ヨコヨコ
  • 2017/7/14(第一四半期発表):直後に大幅増、PER8~9倍に
  • 2017/9/5(国内M&A):徐々に上昇し、PER11倍まで上昇
  • 2017/10/14(半期発表、EPS 95円⇒120円に修正):徐々に低下し、PER8倍に
  • 2017/11/21(海外M&A):徐々に上昇し、最大PER13倍を付け、11倍まで戻す
  • 2018/1/15(第三四半期発表、分割発表):直後の5日間で70%上昇、PER19倍まで上昇

 

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定点観測 1401 エムビーエス

こちらの記事は1401エムビーエスの定点観測記事です。
過去の分析記事はこちらをご覧ください。

中小型株お宝銘柄探し 1401 エムビーエス - ファンダ分析で中小型お宝株探し

観測開始からの株価推移

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過去3年分の株価推移

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最新コメント

エムビーエスの株価は、12/3の翌日から急騰し、12/10には最大1,196円を付けました。特段IRがあったわけでは無いにもかかわらずPERにして25倍を超えていますので、1月の決算は最低でも予測通り、場合によっては上振れ着地しないとPERが切り下がる可能性があります。進捗率は必ずしも高くないので、要注意かと思いますが、昨年は2Qに大きく盛り返したので、予測通りに着地する可能性もあると思います。

過去コメント

(2019年11月)

エムビーエスの株価は10/8に最高値を付けた後、10/15に水準を切り下げ、その後はTOPIXと同じような上昇幅となっています。決算自体は前回記載の通り、やや不十分な進捗だったと考えられますが、地合いの良さもあって下落トレンドとはなっていません。

一つの仮説としては、今回の決算が実はあまりよくないということに気づいた人は一部で、その人々だけが急いで損切をしたのでは、と考えられます。結果として下落のインパクトは限定的かつ決算直後に集中し、現在は割と楽観的なホルダーが中心となっているのでは、ということです。真相はわかりませんが、今後もウォッチしていく中で、納得感のある解を得られればと思います。

(2019年10月)

エムビーエスの株価は10/8に最高値を付けたのち、10/15に水準を切り下げ、その後じわじわと上昇しています。これは、10/11の決算に向けて株価上昇の期待を織り込んで上昇していったものの、実際の数値が期待を下回ったためです。

決算は、営業利益が半期目標の20%にも到達しておらず、下方修正の心配もあるような水準でした。2019年8月期の第一四半期は自然災害で落ち込んでいるため、前四半期比で+145%となっていますが、本来四半期ごとの偏りはない銘柄のため、実際は好決算ではありません。またそこで十分な説明がされていなかったため私は売却していますが、10/12以降は続落しておらず、一定の買いが入っていることがわかります。

過去3年を見ていくと、エムビーエスの株価は2018年後半までは順調に推移しておりましたが、2019年8月期の第一四半期で初めて減収減益となったところから、少し潮目が変わりました。そこに12月末から1月にかけての日経平均の急落を受けて、1年ぶりの安値を付け、その後はやや下方向のトレンドとなっています。今後もやはりじわじわ下げるのではないかと思いますが、引き続き定点観測を続けていければと思います。

 

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定点観測 4644 イマジニア

こちらの記事は4644イマジニアの定点観測記事です。
過去の分析記事はこちらをご覧ください。

中小型株お宝銘柄探し 4644 イマジニア - ファンダ分析で中小型お宝株探し

観測開始からの株価推移

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2016年からの株価推移

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株価の状況

イマジニアの株価は、メダロットのアプリのリリースと好調なダウンロードを受けて上昇し、一時1,500円を付けています。その後、決算を受けて少し落ち着き、現在は1,400円程度の水準になっています。ここからのイマジニアは、全てメダロットにかかっているといっても過言ではないため、実際にプレイして、どこまで稼ぐことができそうか、退官することが必要になってくると思います。

決算の状況

イマジニアの第三四半期の決算では、営業利益が前年‐15%と、厳しい状況が続いています。一方、通期予想は前年+0%となっており、この差分がメダロットによって埋まる予測となっています。ここでいい数字が出てくるようだと、来期はメダロットの利益が通年で効いてくるため、大化けする可能性があります。

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定点観測 6255 エヌ・ピー・シー

こちらの記事は6225エヌ・ピー・シーの定点観測記事です。
過去の分析記事はこちらをご覧ください。

中小型株お宝銘柄探し 6255 エヌ・ピー・シー - ファンダ分析で中小型お宝株探し

観測開始からの株価推移

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2016年1月からの株価推移

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最新コメント

エヌピーシーの株価は12/13に急騰し、直近では終値ベースで2016年1月以降の最高値を付けています。これは四季報で取り上げられたことを経て、見直し買いが入っているためです。急騰してもなお、PERは13.7倍と割高感はない一方、1/10の第一四半期決算はあまり期待できないので、価格次第では一度売ってみるのも手かもしれません。

 

過去コメント

(2019年10月)

観測開始後、順調に上昇していた株価は、10/9の決算前に高値を付け、急落しました。
10/9の決算は、2019年8月期の決算としても、通期予測を大きく上回っており、また2020年8月期予測も増益が盛り込まれており、決して悪い決算ではありませんでした。しかし、決算以前に購入していた株主の期待水準ではなかった、また決算がどうあれ決算後に売るつもりの株主が多かったといった理由からでしょうか、急激に売り込まれるということが起こりました。

エヌ・ピー・シーの2020年8月期の予測は、通期では前期比プラスですが、半期時点では前期比マイナスという予測です。こうした株は半期決算を終えるまで人気が出づらく今後半年は株価は上がりづらいものと想定されます。しかし、ファンダメンタルズで見れば、PER10倍は明らかに割安で、ファンドによる購入や、太陽光パネルリサイクルの義務化などで火が付けば、大きく上げる可能性がありますので、じっくり腰を据えて持てる方にとっては、投資のチャンスではないかと思います。

長期で見ると、2018年12月に200円近くをつけ、その後2019年6月に250円近くをつけているので、今回300円ぐらいまでで下げ止まるようであれば、中長期的には上がっていくとみてよさそうな気がします。逆に250円くらいまで下がってしまうと、あれ?という感じではないかと思います。

(2019年11月)

エヌ・ピー・シーの株価は、10/9の決算を経て急落したのち、低位で推移しており、TOPIXに対しても大きく負け越しています。決算後に記載の通り、半期も減益予測のため、あえて現時点でエヌ・ピー・シーに投資する必要がないためです。

エヌ・ピー・シーの株価は、引き続き過去からのトレンドのレンジ内にいます。
今のところは下に大きく振れる気配もあまりありませんが、どこかのタイミングで上下に動きが出るタイミングが重要ですので、引き続き注視していこうと思います。

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定点観測 ネットリサーチ企業

こちらのケーススタディはネットリサーチ会社3社+1社の定点観測記事です。
対象となった3社については、こちらでご覧ください。

ケーススタディ ネットリサーチ企業 - ファンダ分析で中小型お宝株探し

観測開始からの株価推移

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2016年1月からの株価推移

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最新コメント

4社のうち、マクロミルだけがTOPIXでプラスとなっていますが、その差も5%程度です。当面は大きな動きはなさそうなので、引き続き注視していきます。

過去コメント

(2019年11月)

いずれの企業も、決算は通期に対し十分に進捗していないものが多かったですが、株価自体はマクロミルとクロスマーケティングが割と好調です。これらは下記の通り、観測開始前に大分下げていたため、そのリバウンド的なものかと思います。

なお、元々は消費増税に伴いリサーチ需要が増えるのではないかと思ったのですが、各社の決算を見る限りあまり特需はないようです。よく考えると、消費増税は何度も延期されているため、リサーチ自体はすでに行われていたのかもしれません。

マクロミルは、第一四半期の決算の営業利益が前期比-24%の減益となっており、通期の-2%に対してやや物足りない水準となっています。この決算を受けて翌日は株価が-5%となったものの、その後に元の水準へとじわじわ戻しています。この時、通常に比べて出来高は2倍程度の増加にとどまっており、売りがそこまで出なかったことが、その後の迅速なリバウンドにつながっているように見えます。これは、決算が第一四半期であったこと、説明会資料には営業利益は予定通り進捗していると書かれていること、そもそもPERが9倍程度で売りでは入りづらいことなどが理由として考えられます。もちろん地合いに助けらた部分は多々ありますが、こうしたケースでは決算をまたぎやすいということかと思います。

なおマクロミルのサービスを理解する上では、モニターになってみるのが早いです。
意外にいろいろな情報が入ってきますし、会場調査やインタビューには割のいい案件があるなどのおまけもありますので、おすすめです。

またインターネットリサーチ業界について理解するには、下記の書籍のビジネスケースがおすすめです。

 

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