ファンダ分析で中小型お宝株探し

中小型株の銘柄分析と定点観測をします。

定点観測 ネットリサーチ企業

こちらのケーススタディはネットリサーチ会社3社+1社の定点観測記事です。
対象となった3社については、こちらでご覧ください。

ケーススタディ ネットリサーチ企業 - ファンダ分析で中小型お宝株探し

観測開始からの株価推移

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2016年1月からの株価推移

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最新コメント

4社のうち、マクロミルだけがTOPIXでプラスとなっていますが、その差も5%程度です。当面は大きな動きはなさそうなので、引き続き注視していきます。

過去コメント

(2019年11月)

いずれの企業も、決算は通期に対し十分に進捗していないものが多かったですが、株価自体はマクロミルとクロスマーケティングが割と好調です。これらは下記の通り、観測開始前に大分下げていたため、そのリバウンド的なものかと思います。

なお、元々は消費増税に伴いリサーチ需要が増えるのではないかと思ったのですが、各社の決算を見る限りあまり特需はないようです。よく考えると、消費増税は何度も延期されているため、リサーチ自体はすでに行われていたのかもしれません。

マクロミルは、第一四半期の決算の営業利益が前期比-24%の減益となっており、通期の-2%に対してやや物足りない水準となっています。この決算を受けて翌日は株価が-5%となったものの、その後に元の水準へとじわじわ戻しています。この時、通常に比べて出来高は2倍程度の増加にとどまっており、売りがそこまで出なかったことが、その後の迅速なリバウンドにつながっているように見えます。これは、決算が第一四半期であったこと、説明会資料には営業利益は予定通り進捗していると書かれていること、そもそもPERが9倍程度で売りでは入りづらいことなどが理由として考えられます。もちろん地合いに助けらた部分は多々ありますが、こうしたケースでは決算をまたぎやすいということかと思います。

なおマクロミルのサービスを理解する上では、モニターになってみるのが早いです。
意外にいろいろな情報が入ってきますし、会場調査やインタビューには割のいい案件があるなどのおまけもありますので、おすすめです。

またインターネットリサーチ業界について理解するには、下記の書籍のビジネスケースがおすすめです。

 

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