ファンダ分析で中小型お宝株探し

中小型株の銘柄分析と定点観測をします。

2019年の総括

今年の銘柄別貢献度(銘柄別の利益貢献額÷総利益)

※含み損益込みベース

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総括

今年の利益の約50%がリブワークからでした。約2年弱持った銘柄ですが、十分にペイしたと思いますので、今後も原石を見つけた際には、目先の株価に一喜一憂せず、投資できればと思います。また今回大きく利益を伸ばすことができた理由は、ポートフォリオの大半をリブワークに寄せていたためですので、今後もチャンスの際には大胆に資金移動をしたいと思います。

今年の反省

東洋刃物(高値1,700円⇒1,200円で売却)

  • 投資仮説:フェローテックHDによる関連会社化後、シナジーを含む成長戦略が描かれた中期経営計画が発表され、PERが切りあがる。仮にPERが切りあがらなくても、本M&Aに伴う自社株買いにより1,600円ではEXITできる。
  • 結果:中期経営計画は発表されず、また減益予測が発表された。頼みの綱であった自社株買い(立会外)も、信用取引だったため対象外。株価は大幅に下落し、最終的に1,200円でEXIT。
  • 反省:フェローテックHDからすると、規模が小さく、経営に手を入れるほどではなかったことを見抜けなかった。また経営が良くなったと思っていたが、REVICの力によるものであり、REVICが抜けた後、また経営が悪化することを見抜けなかった。加えて、信用取引が立会外取引に対応できないことを知らなかったのは、完全に知識不足だった。

エンバイオ(1,000円で売却⇒高値1,400円)

  • EXIT理由:受注残が減少しており、ここまでの進捗と受注残を例年と比較すると、今期予測の達成が厳しいと感じられた。
  • 結果:半期の売上・利益は例年に比べ進捗していたため、市場からは決算を好感され、最大高値1,400円を付けた。
  • 反省:受注残の減少を気にせず、上方修正に期待するという、市場の楽観ムードに乗ることができなかった。

日本ドライケミカル(1,300円で売却⇒高値1,700円)

  • EXIT理由:業績好調だったが、過疎株のため、決算後はまた株価が落ち着くと考えた。
  • 結果:業績が好感され、上場来高値の1,500円を抜き、最大1,700円を付けた。PERは今なお10倍強となっている。
  • 反省:過去にも触っていた銘柄のため、どうせ大きくは上がらないだろうという先入観を持って売買をしてしまった。優待等もあり固めの銘柄なので、高地合いの中では継続してみてもよかった。