ファンダ分析で中小型お宝株探し

中小型株の銘柄分析と定点観測をします。

定点観測 6092 エンバイオ・ホールディングス

こちらの記事は6092エンバイオ・ホールディングスの定点観測記事です。
過去の分析記事はこちらをご覧ください。

中小型株お宝銘柄探し 6092 エンバイオ・ホールディングス - ファンダ分析で中小型お宝株探し

観測開始からの株価推移

f:id:copennogohan:20200108050023p:plain 

2016年1月からの株価推移

f:id:copennogohan:20200108050303p:plain

最新コメント

エンバイオの株価は11月末に1,400円台を付けたのち、じわじわと微減しています。それでもなお1,200円台をキープできているので、まだまだ需要はキープできています。決算まで当面は同様の傾向が続いていくと想定されます。

過去コメント

(2019年12月)

エンバイオの株価は、11/13の決算を受けて急騰し、観測開始地点から50%弱の上昇を見せています。半期決算での営業利益は前年比+200%弱、通期目標に対する進捗率も85%とかなり好調に見えるため、先での通期目標の上方修正を見越した買いが継続して入っているためです。PERは特別利益込みの水準で17倍強、特別利益を除いた通常の収益力ベースでは26倍弱まで来ており、既に空中戦に入っています。

エンバイオの好決算にはからくりがあります。エンバイオの事業の中で最も利益率の高いブラウンフィールド事業は、土地の売買のため不動産事業的なボラティリティがあります。今期のエンバイオは、ブラウンフィールド事業の売りが上期に偏っているため、上期に営業利益が偏っており、進捗率が高く出ています。また、ブラウンフィールド事業も含め、受注残がかなり減っていることもあります。

しかしながら、市場は必ずしも状況を悲観的に捉えておらず、株価は上昇しました。ここからわかることは、多くの株主や株主候補は、進捗率を重視する一方で、その中身まではそこまで重視していないということです。

既に実質的にはPER20倍になっている(今期の特殊要因である太陽光の売却利益を除く場合)こともあり、私は決算前にエンバイオの株をすべて売却していましたが、完全に失敗でした。今回の学びを活かし、次回以降は市場のコンセンサスをきちんと見極め、過度に悲観的にならないようにしていければと思います。

なお余談ですが、決算時点ではエンバイオの中には仕手筋がいた可能性があります。というのも、決算前日に明らかにこなせない数万株の売りが出ており、買い集めが行われていたように見えたためです。ただこれはあくまで推測であり、実際のところはわかりません。

この記事が面白かった、役に立ったという場合には、応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村