ファンダ分析で中小型お宝株探し

中小型株の銘柄分析と定点観測をします。

定点観測 6618 大泉製作所

こちらの記事は6618大泉製作所の定点観測記事です。
過去の分析記事はこちらをご覧ください。

中小型株お宝銘柄探し 6618 大泉製作所 - ファンダ分析で中小型お宝株探し

観測開始からの株価推移

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2016年1月からの株価推移

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最新コメント

大泉製作所の株価は、11/25を底として大幅に上昇しました。これは投資家の目線が、今期の減益から来期の増益に向き始めたためです。しかしながら、四季報の発売によってふたたび一部の投資家の目線が今期に移ったため、12/16に5%以上の下げとなりました。

長期のトレンドを見ると、直近で下降トレンドを破っているため、上昇トレンドに入ったと想定されますが、引き続き今期が減益であることには変わりないため、注視が必要です。

前回コメント(2019年11月)

大泉製作所の株価は、11/14の決算に向けて10%程度上昇していましたが、決算の直前と決算直後に大きく下げており、観測開始直後の水準に戻っています。これは、第一四半期が好調だったこともあり、決算に向けて期待を織り込んだものの、通期の下方修正が出たためです。半期の営業利益は予想を上回って着地したものの、売上自体は予測に届いておらず、EVの最大需要地である中国の減速に影響を受けています。

長期では、大泉製作所の株価は、2017年に仕手株化して1,400円をつけたのち、一貫して下降トレンドとなっています。直近は業績の回復もあって、7月の高値を抜いて上昇トレンドに入るかと思われましたが、下方修正により再び下降したため、トレンド転換は先送りになったように見えます。とはいえ、直近は下方修正後も出来高はほとんど変わらず、下落幅も5%程度に収まっているため、ここからの大幅な下落もなさそうです。いずれにせよ、今後6か月は2020年5月の来期予測発表に向けて期待を織り込んでいくことになりますので、引き続き注視していきます。

なおEVの普及やその影響などについて、投資の観点から理解するには下記の書籍群がおすすめですので、よかったら読んでみてください。

 

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