ファンダ分析で中小型お宝株探し

中小型株の銘柄分析と定点観測をします。

お宝銘柄スクリーニング(時価総額50億円/PER10倍以下)

  • 1438 岐阜造園:成長戦略がクリアでない。
  • 1451 KHC:説明資料なく情報不足。
  • 1711 省電社:説明資料なく情報不足。
  • 1718 美樹工業:市場が伸びていないが、シェア奪取策、新市場開拓策なし。コスト系施策もなし。
  • 1738 NITTOH:説明資料なく情報不足。
  • 1739 SEED平和投資ハードルの高い不動産銘柄の中では、比較的割安に見える。ウォッチング中。
  • 1757 クレアHD:説明資料なく情報不足。
  • 1758 太陽基礎:成長戦略がクリアでない。
  • 1764 工藤建設:説明資料なく情報不足。
  • 1771 日本乾溜工業:説明資料なく情報不足。
  • 1782 常盤開発:説明資料なく情報不足。
  • 1798 守谷商会:説明資料なく情報不足。
  • 1841 サンユ:説明資料なく情報不足。
  • 1997 暁飯島工業:説明資料なく情報不足。
  • 2134 燦キャピタル:説明資料なく情報不足。
  • 2136 ヒップ:デンソートヨタが安定顧客としてついており、事業自体は安定、単価上昇等も見られるが、成長施策がなく、大化けは狙いづらい。じわじわ狙いであれば、勢いのあるコプロHDに劣る印象。
  • 2137 Hヴェラス:説明資料なく情報不足。中国との提携ネタがあるが、国内業績がうまくいっていない問題あり。
  • 2191 テラ:バイオベンチャーは守備範囲外。
  • 2330 フォーサイド:どの事業を伸ばしたいのかが不明。成長戦略なし。
  • 2338 ビッドワンG:説明資料なく情報不足。
  • 2397 DNAチップ:バイオベンチャーは守備範囲外。
  • 2424 ブラス:ここ2年間は下振れ着地の常習犯となっており、2年連続で減益中。会社の規模拡大に対して、管理系の人材が不足していると想定される。成長施策はあるが、数字面を信用できないため見送り。
  • 2425 ケアサービス:特別利益の影響を外すとPER15倍以上。
  • 2467 バルクHD:赤字ベンチャーは対象外。
  • 2608 ボーソー:説明資料なく情報不足。
  • 2652 まんだらけ:説明資料なく情報不足。
  • 2754 東葛HD:説明資料なく情報不足。
  • 2778 パレモHDファンドが入っているが小売の経験は浅いエンデバー。あまり期待できないかもしれないが、どこかのタイミングで一度分析。
  • 2788 アップル:説明資料なく情報不足。
  • 2813 和弘食品:海外の日本食マーケット拡大の恩恵を受けている。しかし今期の大幅増益予測に対してPER10倍弱で、割安感はなし。
  • 2876 JCコムサ:説明資料なく情報不足。
  • 2970 グッドライフ:建設を内製化しており、成長と収益率向上が見込まれるが、前年比2倍のEPSに対しPER7倍と割安感は無し。
  • 2974 大英産業:上場直後で説明資料なく情報不足。
  • 2976 日本グランデ:説明資料なく情報不足。
  • 3004 神栄:説明資料なく情報不足。
  • 3024 クリエイト:成長戦略がクリアでない。
  • 3035 KTK:説明資料なく情報不足。
  • 3045 カワサキ:説明資料なく情報不足。
  • 3059 ヒラキ:ハイレベルな戦略はある程度クリアだが、戦略に対してオペレーション・数字がついてきていないように見える
  • 3131 シンデンハイテックス:成長戦略がクリアでない
  • 3133 海帆:赤字脱却の兆しがない
  • 3136 エコノス:説明資料なく情報不足。
  • 3143 オーウィル:連続増収を継続。比較的固い既存事業と、成長中の環境事業の組み合わせ。大化けはしなそうだが、安ければ持ってもよさそう
  • 3174 ハピネス&D:出店場所がすごく渋くてよいが、既存店は前年維持か前年割れ。すぐに分析する必要はないが、定期的に見る価値あり
  • 3177 ありがとうS:九州と四国のフランチャイジー。戦略は書いてあるが、具体的な施策無し。
  • 3184 ICDAホールディングス:成長戦略がクリアでない。
  • 3288 セントラル総合:成長戦略がクリアでない。シード平和とセットでウォッチ中。
  • 3241 ウィル:説明資料なく情報不足。
  • 3248 アールエイジ:デベロッパー機能を持たないマンション事業者。
  • 3261 グランディーズ:積極的な店舗展開をしているが、本拠地の大分が全く伸びておらず減少している。
  • 3280 エストラスト:説明資料なく情報不足。
  • 3297 東武住販:不動産売買+自社リフォーム。自社リフォームは内製。物件が集まりやすくなる仕組みや、規模拡大による調達力の上昇がみられると次のステージに入るが、現時点ではまだ投資対象外。継続的に確認。
  • 3316 東京日産コンピューターシステム:成長戦略がクリアでない。
  • 3346 21Lady:説明資料なく情報不足。
  • 3352 バッファロー:成長戦略がクリアでない。
  • 3375 ZOA:説明資料なく情報不足。
  • 3376 オンリー:説明資料なく情報不足。
  • 3384 アークコア:説明資料なく情報不足。
  • 3390 アイネスト:説明資料なく情報不足。
  • 3409 北日本紡績:説明資料なく情報不足。
  • 3424 ミヤコ:説明資料なく情報不足。
  • 3437 特殊電極:説明資料なく情報不足。
  • 3442 MIEコーポ:説明資料なく情報不足。
  • 3467 アグレ都市デザイン:戦略は書いてあるが、具体的な施策無し。
  • 3469 デュアルタップ:海外が目が出はじめているが国内が不調そう。不動産管理が減収減益となっている。シード平和とセットでウォッチ中。
  • 3477 フォーライフ:成長戦略がクリアでない。
  • 3490 アズ企画設計:戦略は書いてあるが、具体的な施策無し。
  • 3494 マリオン:成長戦略がクリアでない。
  • 3515 フジコー:成長戦略がクリアでない。
  • 3524 日東網:説明資料なく情報不足。
  • 3578 倉庫精練:説明資料なく情報不足。
  • 3624 アクセルマーク:赤字ベンチャーは対象外。
  • 3670 共立情報通信:成長戦略がクリアでない。
  • 3747 インタートレード:赤字ベンチャーは対象外。
  • 3766 システムズD:成長戦略がクリアでない。
  • 3824 メディアファイブ:赤字ベンチャーは対象外。
  • 3840 パス:赤字ベンチャーは対象外。
  • 3892 岡山製紙:説明資料なく情報不足。
  • 3909 ショーケース:赤字ベンチャーは対象外。
  • 3913 sMedio:赤字ベンチャーは対象外。
  • 3944 古林紙工:説明資料なく情報不足。
  • 3999 ナレッジスイート:赤字ベンチャーは対象外。大規模障害とその対応策に関する説明がされていない。黒字としても実質的なPERはかなり高い。
  • 4243 ニックス:説明資料なく情報不足。
  • 4586 メドレックス:赤字ベンチャーは対象外。
  • 4616 川上塗料:説明資料なく情報不足。
  • 4640 アンドール:説明資料なく情報不足。
  • 4669 ニッパンR:戦略は書いてあるが、具体的な施策無し。惜しい。
  • 4690 日本パレット:説明資料なく情報不足。
  • 4720 城南進研:買収によって何とか規模を保っているが、基幹事業は減収減益。
  • 4827 ビジネス・ワンHD:説明資料なく情報不足。
  • 4766 ピーエイ:説明資料なく情報不足。
  • 4833 ぱど:M&Aを経て今後変化が現れる可能性があるが、現時点では投資対象外
  • 4976 東洋ドライルーブ:戦略は書いてあるが、具体的な施策無し。
  • 4995 サンケイ化学:説明資料なく情報不足。
  • 5271 トーヨーアサノ:説明資料なく情報不足。
  • 5277 スパンクリート:説明資料なく情報不足。
  • 5283 高見沢:説明資料なく情報不足。
  • 5284 ヤマウ:説明資料なく情報不足。
  • 5285 ヤマックス:説明資料なく情報不足。
  • 5337 ダントーHD:説明資料なく情報不足。
  • 5341 アサヒ衛陶:説明資料なく情報不足。
  • 5386 鶴弥:説明資料なく情報不足。
  • 5446 北越メタル:説明資料なく情報不足。
  • 5542 新報国製鉄:説明資料なく情報不足。
  • 5644 メタルアート:説明資料なく情報不足。
  • 5697 サンユウ:説明資料なく情報不足。
  • 5742 NIC:2019年下期に大型の設備が稼働を開始。下期の成績次第では、来期予測発表時にアービトラージが可能。ただし情報開示が弱いので、長期投資向きではない。
  • 5737 日本伸銅:説明資料なく情報不足。
  • 5820 三ッ星:説明資料なく情報不足。
  • 5856 LIEH:説明資料なく情報不足。
  • 5936 東洋シャッター:戦略は書いてあるが、具体的な施策無し。ただし国内シェアは上がっており、ハーマンとの提携効果が出ているのであれば、詳細分析の価値あり。
  • 5950 パワーファス:説明資料なく情報不足。
  • 5953 昭和鉄工
  • 5966 KTC
  • 5990 スーパーツール:説明資料なく情報不足。
  • 5997 協立エアテック:説明資料なく情報不足。
  • 6016 ジャパンエンジン:説明資料なく情報不足。
  • 6031 サイジニア:赤字ベンチャーは対象外。
  • 6042 ニッキ:説明資料なく情報不足。
  • 6074 JSS:成長戦略がクリアでない。
  • 6085 アーキテクツ:赤字ベンチャーは対象外。
  • 6090 HMT:赤字ベンチャーは対象外。
  • 6177 アップバンク:赤字ベンチャーは対象外。
  • 6180 GMOメディア:成長戦略がクリアでない。
  • 6186 一蔵:成長戦略はクリアで、アクションプランもしっかりしているが、数字はかなりギリギリ。令和特需を取り払ったときの実力値を見ないと投資は難しい
  • 6190 フェニックスバイオ:赤字ベンチャーは対象外。
  • 6193 バーチャレクス:赤字ベンチャーは対象外。
  • 6236  NCHD:説明資料なく情報不足。
  • 6267 ゼネラルパッカー:増収増益で、成長戦略もしっかりしている。要分析。
  • 6276 ナビタス:説明資料なく情報不足。
  • 6307 サンセイ:説明資料なく情報不足。
  • 6335 東京機械製作所:説明資料なく情報不足。
  • 6342 太平製作所:説明資料なく情報不足。
  • 6347 プラコー:説明資料なく情報不足。
  • 6360 東京自動機械:説明資料なく情報不足。
  • 6400 不二精機:成長戦略がクリアでない。
  • 6408 小倉クラッチ:説明資料なく情報不足。
  • 6416 桂川電機:説明資料なく情報不足。
  • 6466 東亜バルブ:説明資料なく情報不足(中計はあるが継続ウォッチできない)。
  • 6542 FCHD:ハイレベルな戦略はある程度クリアだが、戦略に対してオペレーション・数字がついてきていないように見える。
  • 6573 アジャイル:赤字ベンチャーは対象外。
  • 6578 エヌリンクス:成長戦略がクリアでない。
  • 6634 ネクスG:説明資料なく情報不足。
  • 6635 大日光:説明資料なく情報不足。
  • 6658 シライ電子:説明資料なく情報不足。
  • 6772 コスモス:説明資料なく情報不足。
  • 6819 伊豆シャボテン公園:説明資料なく情報不足。
  • 6836 プラット:成長戦略がクリアでない。
  • 6867 リーダー電子:分析済み
  • 6894 パルステック:説明資料なく情報不足。
  • 6898 トミタ電機:説明資料なく情報不足。
  • 6969 松尾電機:説明資料なく情報不足。
  • 6993 大黒屋:足元がグラグラ、かつ成長戦略がクリアでない。
  • 7018 内海造船:説明資料なく情報不足。
  • 7214 GMB:成長戦略がクリアでない。
  • 7217 テイン:説明資料なく情報不足。
  • 7265 エイケン工業:説明資料なく情報不足。
  • 7268 タツミ:説明資料なく情報不足。
  • 7273 イクヨ:説明資料なく情報不足。
  • 7399 ナンシン:説明資料なく情報不足。
  • 7464 セフテック:成長戦略がクリアでない。
  • 7358 大水:説明資料なく情報不足。
  • 7578 ニチリョク:説明資料なく情報不足。
  • 7608 SKジャパン:説明資料なく情報不足。
  • 7711 助川電気:説明資料なく情報不足。
  • 7808 CSランバー:成長戦略はクリアで、アクションプランもしっかりしているが、数字はかなりギリギリ。消費増税前の特需を取り払ったときの実力値を見ないと投資は難しい
  • 7812 クレステック:成長戦略がクリアでない。
  • 7815 東京ボード:成長戦略がクリアでない。
  • 7827 オービス:成長戦略がクリアでない。
  • 7831 ウィルコHD:説明資料なく情報不足。
  • 7851 カワセコンピューターサプライ:説明資料なく情報不足。
  • 7863 平賀:説明資料なく情報不足。
  • 7877 永大化工:説明資料なく情報不足。
  • 7886 ヤマト・インターナショナル:成長戦略がクリアでない。
  • 7896 セブン工業:説明資料なく情報不足。
  • 7919 野崎印刷紙業:説明資料なく情報不足。
  • 7922 三光産業:説明資料なく情報不足。
  • 7928 旭化学:説明資料なく情報不足。
  • 7939 研創:説明資料なく情報不足。
  • 7946 光陽社:説明資料なく情報不足。
  • 7957 フジコピアン:説明資料なく情報不足。
  • 7986 日本ISK:説明資料なく情報不足。
  • 7992 セーラー万年筆:説明資料なく情報不足。
  • 8025 ツカモト:説明資料なく情報不足。
  • 8040 東京ソワール:説明資料なく情報不足。
  • 8044 大都魚:説明資料なく情報不足。
  • 8107 キムラタン:説明資料なく情報不足。
  • 8123 川辺:説明資料なく情報不足。
  • 8143 ラピーヌ:説明資料なく情報不足。
  • 8209 フレンドリー:説明資料なく情報不足。
  • 8225 高千穂:説明資料なく情報不足。
  • 8247 大和ディーゼル:説明資料なく情報不足。
  • 8257 山陽百貨店:説明資料なく情報不足。
  • 8260 井筒屋:説明資料なく情報不足。
  • 8298 ファミリー:説明資料なく情報不足。
  • 8594 中道リース:説明資料なく情報不足。
  • 8836 RISE:説明資料なく情報不足。
  • 8885 ラ・アトレ:投資ハードルの高い不動産銘柄の中では、比較的割安に見える。ウォッチング中。
  • 8886 ウッドフレンズ:説明資料なく情報不足。
  • 8891 MGホーム:説明資料なく情報不足。
  • 8903 サンウッド:不動産の中では極めてPERが高い。新築中心でリノベーションはなし。
  • 8946 エイシアンスター:成長戦略がクリアでない。
  • 8995 誠建設:説明資料なく情報不足。
  • 8996 ハウスフリーダム:成長戦略がクリアでない。
  • 9087 タカセ:説明資料なく情報不足。
  • 9127 玉井造船:説明資料なく情報不足。
  • 9178 佐渡汽船:説明資料なく情報不足。
  • 9271 和心:ハイレベルな戦略はある程度クリアだが、戦略に対してオペレーション・数字がついてきていないように見える。
  • 9360 鈴与シンワアート:説明資料なく情報不足。
  • 9361 伏木運輸:説明資料なく情報不足。
  • 9362 兵機海運:説明資料なく情報不足。
  • 9366 サンリツ:分析済み
  • 9610 ウィルソンW:説明資料なく情報不足。
  • 9780 ハリマビステム:説明資料なく情報不足。
  • 9812 テーオーHD:説明資料なく情報不足。
  • 9867 ソレキア:説明資料なく情報不足。
  • 9966 藤久商事:説明資料なく情報不足。
  • 9967 堺商事:説明資料なく情報不足。
  • 9972 アルテック:説明資料なく情報不足。

中小型株お宝銘柄探し 6267 ゼネラルパッカー

サマリー

ゼネラルパッカーは、高い技術力をもって新市場の開拓や海外展開を進めている、包装機器事業者です。ここ数年間で順調に海外売上を伸ばしてきましたが、今期は海外向けの新機種の投入や積極的な販促を見込む投資の年となっており、一時的に減益となっています。来期には再び元の軌道に戻り、元の利益率水準となることを考えると、市場の期待が低い今のうちに投資をし、来期に大幅増益となったところで刈り取ることが期待できます。多少長い付き合いになることを覚悟のうえで、現物で持てるのであれば、ローリスクハイリターンが期待できると思います。

ファンダ分析①事業内容と成長性

ゼネラルパッカーは、食品やペットフード、医薬品等のパッケージング機械を製造しているメーカーです。ドライと言われる乾燥食品等のパッケージング機械で国内トップシェアですが、近年ではペットフードなどのウェット市場も強化しています。

同時に海外での拡販に力を入れており、順調に海外売上を伸ばしています。
そのほかに、M&Aによって子会社となったチョコレート製造機械事業がありますが、こちらも国内ではトップシェアになっています。

  • 国内包装機械(売上の65%):ゼネラルパッカーの基盤事業です。粉末やかつお節といった、ドライ品の中でも難易度の高い領域に対応できる技術力を持っており、ハイエンド機に強みを持っています。ドライ領域は既にシェアが高く、成長は難しいですが、近年強化しているウェット領域ではまだシェアが低く、シェア拡大によって順調に売上を伸ばしています。新規顧客の開拓、ワンストップソリューションの提供など、戦略的にも正しい方向に進んでおり、引き続きウェット領域での成長が期待できます。

  • 海外包装機械(売上の20%):ゼネラルパッカーが直近最も力を入れている領域です。現在実行中の第5次中期経営計画では、代理店のさらなる開拓と代理店の販促支援を通じた、欧米・中華圏・ASEANの三極体制の確立を進めており、結果として2014年7月期からの5年間で売上が3倍以上になりました(4.4億⇒13.7億)。
    現在は中国とASEANが中心ですが、直近で北米向けに新開発された機種も投入されており、海外でのさらなる成長が期待されます。

  • 食品生産機械(売上の15%):買収によって獲得した事業で、市場は横ばい、今後も大きな成長は期待しづらい事業です。しかし、包装機械事業と共同で展覧会に出展する等の取り組みを進めることで新規の受注もとれており、双方向での式顧客開拓が期待できる事業です。

ファンダ分析②株価水準・割安度

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チャートは引用/転載自由の株ドラゴンさんにお借りしています。

ゼネラルパッカーの株価は、第一四半期決算(12/2)に向けて期待を織り込んで上昇していきましたが、決算を経て元の水準に戻りました。決算自体は好決算でしたが、株主の期待は更に高かったということでしょう。

ゼネラルパッカーの2,000円という株価は、PER8.5倍程度です。一般的に見ても割安な水準ですし、海外での成長が期待できる企業としてみると、かなり割安な水準です。

加えて、今期は海外向けの新機種を複数投入するということで、例年よりも利益率が低くなっています。IR資料によると、新機種は最初の3-4台目まで低い粗利で提供するため粗利率が悪化すると同時に、展示会などに積極的に出展することで販管費が膨らむためです。したがって、来期以降に利益水準が戻ることを前提とすれば、実際のPERはさらに低いとも考えられます。

株価上昇トリガー・投資戦略

ゼネラルパッカーの株価上昇のトリガーは、決算発表によるEPS/PERの見直しです。前述の通り、今期はゼネラルパッカーにとって仕込みの年であり、海外の利益増が期待できるのは来期のため、最大のトリガーは2020年9月の決算発表です。同時に新中計も発表されると想定され、新中計によるPERの押し上げも期待できます。

ただし今期も第1四半期は順調に進捗しており、通期の上方修正がある可能性はあります。その場合は、来季への期待も織り込む形で、じわじわと株価が上昇していくかもしれません。

いずれにせよ、直ぐに株価が上昇するトリガーがあるわけではありませんので、1年かけて2倍に育てていくタイプの銘柄かと思います。2019年のナガオカほどではないと思いますが、ある程度の我慢も必要かもしれませんので、現物である程度長期の付き合いを念頭にもっていく必要があります。

その他のリスク

現時点では、かなり板が薄いです。好決算の銘柄のため、売り崩しが入ったとしてもある程度買いも入ると思いますが、板の薄さゆえのボラティリティや、万が一業績が悪化した場合に塩漬けになるリスクはある程度あると思います。

以上、ゼネラルパッカーの銘柄分析でした。
こちらの株価の推移については1月11日頃に定点観測記事を出します。

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定点観測 不人気バリュー株と業績上方修正

こちらのケーススタディは高田工業所の定点観測記事です。
分析の背景や定点観測のポイントはこちらをご覧ください。

ケーススタディ 不人気バリュー株と業績上方修正 - ファンダ分析で中小型お宝株探し

観測開始からの株価推移

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2016年1月からの株価推移

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PERとEPSの動き

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最新コメント

高田工業所の株価は、11/6の上方修正後から30%上昇し、2016年以降の最高値である835円を目指す展開となっています。ここまでPERを切り下げ続けてきましたが、ようやく反転してきました。なおPERは現在でも4.4倍です。B種株式を入れても5.8倍ですので、引き続き割安感はあります。

2018年にも上方修正はかけていますが、その際は特損とセットだったため、上方修正単独の今回であれば、十分にカタリストとして機能したということでしょうか。

 

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定点観測 3137 ファンデリー

こちらの記事は3137ファンデリーの定点観測記事です。
過去の分析記事はこちらをご覧ください。

中小型株お宝銘柄探し 3137 ファンデリー - ファンダ分析で中小型お宝株探し

観測開始からの株価推移

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2016年1月からの株価推移

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株価の状況

ファンデリーの株価は、12月後半から1月前半にかけて持ち直し、一時1,500円をつけました。しかしコロナウィルスによる相場の冷え込みと、第三四半期決算を経ての失望売りを受けて再び株価が下落し、現在では1,200円程度になっています。PERは15倍ですが、第三四半期でなお通期予測を達成できる道筋が見えておらず、実際のPERは20倍を超えていると想定されます。

決算の状況

ファンデリーの第三四半期決算の結果は、営業利益が前年比-20%となっており、売上も前年比で横ばいなため、やや苦戦していることがわかります。それに対して通期予測は前年比+30%であるため、この第三四半期で何かしら出てこないと厳しいと多くの投資家が考えていましたが、やはり何も出てきませんでした。

とはいえそこまで大きく株価が下落しているわけではないので、今後の下方修正の可能性はある程度織り込まれているのかなという感じではあります。一方ベンチャーで売上が伸びていないというのは致命的であり、今後の成長にも疑問符がついてしまうので、今は手出し無用ではないでしょうか。

 

 

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定点観測 6092 エンバイオ・ホールディングス

こちらの記事は6092エンバイオ・ホールディングスの定点観測記事です。
過去の分析記事はこちらをご覧ください。

中小型株お宝銘柄探し 6092 エンバイオ・ホールディングス - ファンダ分析で中小型お宝株探し

観測開始からの株価推移

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2016年1月からの株価推移

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最新コメント

エンバイオの株価は11月末に1,400円台を付けたのち、じわじわと微減しています。それでもなお1,200円台をキープできているので、まだまだ需要はキープできています。決算まで当面は同様の傾向が続いていくと想定されます。

過去コメント

(2019年12月)

エンバイオの株価は、11/13の決算を受けて急騰し、観測開始地点から50%弱の上昇を見せています。半期決算での営業利益は前年比+200%弱、通期目標に対する進捗率も85%とかなり好調に見えるため、先での通期目標の上方修正を見越した買いが継続して入っているためです。PERは特別利益込みの水準で17倍強、特別利益を除いた通常の収益力ベースでは26倍弱まで来ており、既に空中戦に入っています。

エンバイオの好決算にはからくりがあります。エンバイオの事業の中で最も利益率の高いブラウンフィールド事業は、土地の売買のため不動産事業的なボラティリティがあります。今期のエンバイオは、ブラウンフィールド事業の売りが上期に偏っているため、上期に営業利益が偏っており、進捗率が高く出ています。また、ブラウンフィールド事業も含め、受注残がかなり減っていることもあります。

しかしながら、市場は必ずしも状況を悲観的に捉えておらず、株価は上昇しました。ここからわかることは、多くの株主や株主候補は、進捗率を重視する一方で、その中身まではそこまで重視していないということです。

既に実質的にはPER20倍になっている(今期の特殊要因である太陽光の売却利益を除く場合)こともあり、私は決算前にエンバイオの株をすべて売却していましたが、完全に失敗でした。今回の学びを活かし、次回以降は市場のコンセンサスをきちんと見極め、過度に悲観的にならないようにしていければと思います。

なお余談ですが、決算時点ではエンバイオの中には仕手筋がいた可能性があります。というのも、決算前日に明らかにこなせない数万株の売りが出ており、買い集めが行われていたように見えたためです。ただこれはあくまで推測であり、実際のところはわかりません。

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